うちでは、トロントに来てから全然魚食べなくなりまして。
だって、おいしくないんだもーん。
プラス、キッチンが魚臭くなるのが嫌だったり、うちにはグリルとかないし、チャイナタウンや中国系スーパーに行けば新鮮な魚も手に入るだろうと思いつつ、あの雰囲気にどうしても「本当にここの魚は大丈夫なのか?!」と、信用が持てないなぁ・・と。
韓国食品店で買うと、今度は日本に比べて異常に安かったりとかもしたりして、これってどうよ?大丈夫なの?・・という感じで。
でも、たまには食べるか・・・・と、こちらに移民して5年目、初めてさんまを買ってみました。(冷凍です)
で、昨晩久々に夜ご飯に焼きさんまを頂きました。
よく考えたら、三男はまるごとお魚食べるのって・・初めて?!てな勢い。 そうか・・いつも切り身だからなぁと、とりあえずほぐしてあげることに。
で、ほぐしてあげながら、次男にもほぐし方のレクチャー。長男は知っているよね?!と思いながら見せる。
ほぐしながら、「こんなこと3人分もしなくちゃいけないなんて絶対嫌だ・・やっぱり魚は辞めたがが良いなぁ」なんて思っていたのですが。
一応、「ほぐしてあげるのは三男だけ。次男はもう11歳なんだから自分でやってみ。長男はもちろんあたりまえ!」と言いながら子供たちに挑戦させることに。
おなかの内臓を食べると苦いから、そこには触れないようにね。
皮、たべてもいいけどきもちわるくなるかもしれないよ~。
骨は背骨だけじゃないからね。外側にもあるし、結構たくさんあるから気を付けて。
ほぐしたものも、ばくばく食べていると骨があるの気づかずにのどに骨が刺さったりするから、口の中に入れて、骨があるかもしれないと思いながら食べてね。
・・なんかガイジンに魚の食べ方をおしえているのか?!というくらいビギナーレベルなんじゃ? とか思って、説明しながら自分で自分がおかしい・・・。
「もう面倒くさい、ままやってー」
と、言われるかなぁと思いつつ、結構真剣に興味津々に取り組む子供たち。
うまい事真ん中の骨だけをキレイに残して食べて、満足顔の長男。さすが長男。器用さは相変わらず。
内臓に突き刺したお箸でごはんに内臓部分をだぁーっとつけちゃった?みたいで、苦くてごはん全部食べれないと失敗している次男。取った骨の山を集めていたのに崩してしまい、結局は身なのか骨なのか、ぐちゃぐちゃ。ああ、性格が表れる・・。
ほぐしてもらった身をバクバク食べて、「まだちょうだい♪」と直ぐにおかわり要求する三男。 君にももっとほぐす苦労を味わせないと、また簡単にバクバク食べてしまいそうだな。
骨の山、食べれない部分の山をみて、「なんかこんなに捨てるなんてもったいないなぁ」と子供たち。 いやいや、いつもは切り身しか見ていないからどのくらいのたべれない部分があるか知らないだけで、魚の身を食べるということは、こういうことなんだよ。
一つの命からとれる量は、こんなもんなんだよ。
それを思うと、大量にバクバク食べるというのがどんなに不自然なことかわかるよね。 味わって、ありがたく食べようね。
なーんて話ながら食べタ夕飯でした。
骨とか気になるし、のどに詰まったら嫌だし・・と、何かと嫌がっていたまるごと魚ですが、たまにはまるごとお魚を目の前にちまちまほぐしながら食べるというのも、やらなきゃなーと思い改めた、昨晩の夕飯でした。