• トロント在住の、女性みんなのサークル

おはようございます。しおりです。

以前は良く子供の話題をここに掲載して遊んでいたのですが、最近は子供達が大きくなってちょっと遠のいていました。

たまには出してみましょうか。

 

知らない方の為に・・・我が家には3人の息子達がおります。ティーンネイジャーが2人。小学生が一人。

 

4月から日本の学年で小学5年生になった3番目が、先日私に自分のとれた歯を見せてくれました。
なんと、自分のふでばこに入れてあったのを偶然見つけたとか。

 

うおー、男の子。
歯なんか筆箱から見つけるんじゃないよ・・・・・
いったいいつの歯だよ?もう大きくなって最近は歯抜けたとか言わなくなったし、かなり前のなんじゃないのー?
なんて話をしていたのですが。

 

と、その晩早く寝たらしいような感じは気づいていましたが、翌朝起きて言うんです。

 

 

「ねえ、ママ。おきたらね、まだ歯があった。」

 

 

 

 

どうやら偶然筆箱の中で見つけた歯を、「そうだ忘れてた!」と、枕の下に置いて翌朝ティースフェアリーが来るのを待っていた=歯がなくなってお金が来るのを待っていた  らしいのです。

 

 

おいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおい

 

あのね、まずさ、

日本にはティースフェアリーはいないんだよ。

 

 

それからね、

ちょっともう期限切れなんじゃない?

 

あれ、ティースフェアリーって有効期限どんくらいなん?

 

 

とか、10歳児に言った所でどうしようもないし、この国の人たちって、こういう子供達の「夢を守る」のを大事にしている所が結構私も好きだったりするので(サンタクロースが本当にいるんだって、こっちの小さい子ってかなりの人が思っているよね)どうしたもんかなぁと考えてみる。

 

 

でも、もう終わったことだし、現にもう起きちゃってるし、どうしようかなー。

 

うまい言葉が出てこないまま、何とか搾り出した言葉は・・

 

「そんなー、突然言われたもだめだよー。しかももう古いじゃんよ、それ」

「そんなー、やってること知らないしさー。」

 

こんな言葉だったら、本人十分怪しいと思うじゃんね?
もうねー、この子気づいててわざとやっているんだったら・・・何も知らない無垢な子供のフリしているって事でしょ、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

犯罪だよね?

 

 

 

 

とか何とか思いながら(決して言いはしないけど)お茶を濁してしまいました。

 

 

 

 

その日の夜、

 

 

 

「ぼく・・・・も一回やってみようかな。うん。やってみよう!」

 

独り言が聞こえてしまいました。

 

 

ええっ!またやるの?!

 

 

 

 

 

この言葉に再度困惑し始める母。

 

 

この子は大人の世界に敏感な部分が一切なく、自分の気持ちに素直に生きている子なので、信じきっててもおかしくない。
いやいや子供なんて大人が思うほど簡単じゃないのよという感じに、わかっていてもおかしくもないんだけどね。

 

 

うーむ、母としてどうするか・・・。

取りあえず、お金をあげることで喜ぶんならそれだけでも良いかな?小さい頃の思い出つくりをしよう!
と思い、私が寝る前にお金を置いてあげようと決心しました。

 

 

 

が、寝る頃にはそんな事すっかり忘れて朝を迎えてしまい。

↑私の性格を良く知る方達にとって、簡単に予期できる事ですね?笑

 

 

 

「ねえママ、やっぱりティースフェアリー来なかったよ」

 

 

 

やばいっ!すっかり忘れてた!

 

 

 

とは言えないから、

「だから、もう古いんだってば。だって自分でも解らないんでしょ?その歯がいつ抜けたものなんだか」

 

 

 

なんてまたまたお茶を濁し始めたのですが、その間中私の頭の中にぐるぐると色々なアイデアが回ります。

どうフォローしようか、もうこのままなしで行こうか、他に何か良い方法はないか。

 

 

毎年のサンタクロースのプレゼント置きといいたまに来るこういったティースフェアリーといい、本当に親泣かせです・・・。

 

 

 

 

で、ふと気づいて着替えに行くついでに2ドルコインを手にして、リビングでTVを見ている息子を確認した上で彼のベットまで行ってみました。枕を動かすと、そこにはまだ歯が置いてあるではないですか。

 

2ドルコインをそこに置き、歯は私のポケットへ。
着替え終わってからリビングへ行き、ちょっと時間を空けてから出かける間際に三男に声をかけます。

 

「ほら、学校行く前にベット綺麗にしたの?ちゃんと綺麗にしてから行くんでしょ?」
アー良かった。こういうことはやっぱり常日頃から言っておくべきねー。
今日だけ言ったからって不自然じゃないw

 

 

三男がコーフン気味に戻ってきましたよ。

 

「ねえまま!コインがあったよ、あったんだよ!」

「あらそうなの?あれ、さっきはなかったって言ってたのに」

「本当だよ、起きた時はなかったんだよ。」

「ちゃんとみてなかったんじゃないのー?」

「そんな事ない、枕を全部動かして他のところも見たもん」

「またまたそんな事言ったって、またいつものように見逃してたりするじゃないの?
まあ、もういいからほら遅刻するでしょ!ほら早く行きなさい!!急いで!」

 

と、うまーくごまかせてせかせて学校に行かすことに成功♪

ちょっと「??」な三男くん、きっと靴履いて学校に向かう頃にはもうこの「なんで?」はきえているはず。
そう、そういう子なんです。3歩あるくと忘れる(爆)もう10歳なのにねー。よその子なんてもう凄い大人!な子もいるというのに・・。

 
ま、お金もらえたから、ティースフェアリー来たから、それだけはきっと一生覚えててくれるでしょう(・・と、願う・・爆)

 

成功しているんだかしていないんだか良くわかりませんが、はぁ、母業お疲れさまでした。

 

 

 

んでね・・・・・きっと今度の洗濯のときに、私のジーンズのポケットから歯が出てきてまた驚愕するんでしょう。
男の子の母、バンザイ!


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